矯正治療を始める前に。精密検査の重要性について
2025.10.15

当院では初診相談にご来院いただいた後、矯正歯科治療を行うことをご希望される方は精密検査へ進みます。
矯正歯科治療をする前には、一人ひとりに合った正確な治療計画を立てるため必ず精密検査が必要です。
1.精密検査の項目について
検査項目は問診 、口腔内診査、 顔と口、全身の写真撮影 、レントゲン・CT撮影 、歯型取り、噛み合わせの検査
を行います。(必要に応じて、顎関節のX線写真や顎運動機能検査などが追加されることがあります。)
検査は、約90分程度のお時間をいただいています。
2.精密検査でわかること
精密検査で得られた詳細な情報をもとに、一人ひとりの患者様に最適な治療計画を立てます。
① お顔の写真撮影について
顔全体のバランス(対称性、前後・垂直方向のバランス)を客観的に評価します。
レントゲンと照らし合わせることで、骨格と歯並びの関係性を分析し、見た目と機能の両方を考慮したゴール設定に役立てます。
② レントゲン・CT撮影について
肉眼では見えない歯の根の長さや傾き、顎の骨の形状、埋まっている歯(埋伏歯)の有無、顎関節の状態などを確認します。
これにより、治療中のリスクを事前に把握し、安全に歯を動かすための正確な情報を得られます。
③ 歯型取りについて
歯の模型を作成することで、口の中では確認しづらい複雑な歯の傾きや、上下の噛み合わせを3次元的に分析できます。
この模型を用いて、歯のサイズを計測し、抜歯の必要性や歯を動かすためのスペースを正確にシミュレーションします。
3.歯型取りの際の注意点とデジタル対応
お子様や、歯型取りで「オエッ」となる嘔吐反射が出やすい方のために、当院では最新の口腔内スキャナーを用いたデジタルでの歯型取りも可能です。
粘土のような材料を使わず、カメラでスキャンするだけで正確な3Dデジタル模型を作成できるため、不快感(嘔吐反射)を軽減できます。
デジタルスキャンをご希望の場合別途料金(片顎2,200円 (税込))が必要となりますが、ご希望の方は遠慮なくお申し付けください。
4. 精密検査後の流れ(診断結果のご報告)
精密検査の実施後、データを分析し、診断結果をまとめるのに約2週間ほどお時間をいただきます。
分析完了後、改めてご来院いただき、以下の内容をご説明します。
現在の歯並び・噛み合わせの状態
具体的な治療方針(抜歯の有無、使用する装置など)
治療期間と総費用
治療方針にご同意いただけましたら、いよいよ本格的な治療スタートとなります。
正確な分析、治療の計画を立てるためご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
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福山市春日町6−7−19
アイビー矯正歯科